今日のお話は前回から続いています。
まだの方はこちらを先にご覧ください。
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共感と受容はワナにもなる(前編)
共感のワナに落ちてしまった産業看護職のAさん。
受容のワナに落ちてしまった産業看護職のBさん。
このお二人の例をみて、
あなたはどう思いましたか?
私もしょっちゅう同じパターンにハマるので、
「なんでいつもこうなっちゃうの!」
「こんなの専門家の保健指導じゃないじゃん!」
となってしまう気持ちよくわかります(笑)
だからこそ、今の私からは、
AさんやBさんのお悩みに、
このようにお伝えしています。
あなたが、豊かな共感力や受容力を持っているからこそ、
そういう展開になったんだと思いますよ。
Aさんは、対象者さんと同じ位置に立ち、
『同じ思いを感じよう』と強く意識したから。
Bさんは、対象者さんの自己決定を、
『丸ごと受け入れよう』と強く思っていたから。
それは共感力や受容力が豊かなおかげだと思います。
でも、だから、対象者さんと同じように、
視野が狭くなってしまったのかもしれないですね。
ならば、私たち看護職のほうが意識して、
先に視点を切り替えられるといいと思いませんか?
たとえば、Aさんの例だと、
今の視点は「検査データ改善のため」を見ています。
それを・・・
対象者さんの疲労に『共感』を示しつつ、
「疲労回復のため」という視点に切り替えたら、
出てくる言葉が変わりそうな気がしますよね。
Bさんの例では、
対象者さんの決定を尊重するには、
「看護職が口を挟まないほうがいい」という視点です。
それを・・・
専門家として判断したことを情報提供して、
目標達成のためにさらに行動を追加するか、
行動を基準にして目標のほうを修正するか、
と話し合う視点に変えれば、展開が変わりそうです。
以前、保健指導講座の受講生さんとこの話をしてたら、
「そうか~、相手の言い分を全部のまなくてもいいんですね」
と、うなるようにおっしゃってたのが印象的でした。
(^▽^)
共感と受容は保健指導の大きな武器です。
だからこそワナに落っこちないように、
どうぞ、うまく使ってくださいね。
(^_^)/
知らないうちにいつも同じパターンで
ワナに落ちていることが多くないですか?
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ありがとうございました。