ひと手間かけてイメージしてみる

たとえば、研修やセミナーを聴講して、

「今日はいいこと聞いたなぁ~」

 

業務に関連した本などを読んで、

「なるほど、勉強になるなぁ~」

 

だけど、

「それが日常業務に活かされたか?」

ときかれると。

 

それはまた別の話で・・・

 

なんてこと、ありませんか?

私も大いなる自戒を込めていってますが。
(^▽^;)

 

これってよく考えたら、

もったいない話ですよね。

 

 

 

 

私は以前、教員をしていたことがあります。

地域看護実習で看護学生を指導していました。

 

わりとよく遭遇したのが、

『事前学習はまじめに取り組んでいるのに、

実習の現場に行くと動かない(動けない)』

というパターンです。

 

「これ、事前学習してきたよね?」と確認してみると、

必要な内容はちゃんと理解できています。

 

「そうだね、よく勉強できてるね。

じゃあ、何をすればいいと思う?」ときいたら、

固まってしまう(笑)

 

教員から「こうしなさい、ああしなさい」と、

必要な行動を細かく説明するのは簡単です。

 

でも、それでは学生の成長につながらないので、

私はどう指導すればいいか困ってしまいました。

 

そこで、ほかの教員が指導する様子を観察しました。

学生とのやりとりも試行錯誤しました。

 

そして、私なりにたどり着いた結論です。
   ↓ ↓ ↓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

学生は、勉強した内容を実践でどう使うか、


自力でイメージするのが難しいらしい。


そこを手助けしたらいいんだな。

_____________

 

 

以後、学生本人が持ってる知識や技術を使って、

実践時に行動するイメージができるように心がけました。

 

「それをやったら、対象者さんはなんて言いそうかな?」

「もし保健師さんだったら、どうするだろうね?」

「ほかに何かいい方法があるか考えてみよう」

と、まずは自分でイメージするように促して。

 

ところどころで、

「一般的にはこういう反応が多いよ」とか、

「以前、こうやった学生がいたよ」とか、

イメージづくりの参考になりそうな情報を伝えつつ。

 

最後は、確認。

「どう? なんとなくイメージがついた?」

 

学生の中でイメージづくりが進むと、

笑顔になってくるんですよね。

 

すごいな~と思ってみてました。

イメージトレーニングってほんとに大事なんですね。

 

 

 

 

もっともこれは、学生に限ったことではありませんよね。

 

「なるほど、勉強になるな~」といいつつ、

「それが日常業務に活かされたか?」は別。

という冒頭の話みたいに(笑)

 

向上心があって、勉強熱心で、

たくさん知識を仕入れているからこそ、

それをもっと実務に活かしたいですよね。

 

だとしたら、もうひと手間をかけてみるのはいかがでしょう。

 

手に入れた知識や情報を使って、

自分が行動する場面までイメージする。

 

そうしたら「いつか使ってみよう」じゃなくて、

「すぐに試してみたい」ってなりませんか?

 

もし実際に使える場面になったら、

慌てずに行動できそうですよね。
(^_^)/

とはいえ、何度も同じパターンで失敗していると、

そこから脱出するイメージが浮かばないとか。

 

一人でイメージづくりするのが、

うまくいかないこともあります。

そんなときは第三者を活用するのもアリですよ。

 

たとえば、こういう講座はいかがでしょう。
  ↓ ↓ ↓
~~~~~~~~~~~~~

反応が変わる!
もっと産業看護が楽しくなる!
<自分らしい保健指導>通信講座

第11期のご案内ページは終了しました。
ありがとうございました。

~~~~~~~~~~~~~

 

記事の更新をSNSでお知らせしています。