専門職として仕事をするなら、
勉強し続けることが必要ですよね。
たとえば、医学・看護の分野では、
次々に新しい知見が発表されるので、
知識やスキルをアップデートしていかないと、
「まともに仕事できない」という側面もありますし。
「患者さんや対象者さんの役に立ちたい」という想いや使命感が
勉強する動機になっている方もいらっしゃるでしょう。
あるいは、常に新しいことを吸収して、
自分を成長させることにやりがいを感じる、
という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、その一方で、
知識やスキルを勉強しているのに、
「うまくならない、うまくいかない」
と不安を募らせるパターンもあるんですよね。
そんなとき、
「うまくならない、うまくいかない」
その理由はなんだと思いますか?
まだまだ知識やスキルが足りてないからでしょうか。
かつての私はそう思ってました。
でも、勉強すればするほど、
こんなことも知らなかった。
もっとたくさん知らないことがある。
こんなに知らないことばっかりの私だから、
「うまくならない、うまくいかない」
と、さらに不安が募るばかりだったんです。
今でも時々このパターンにハマってますが(笑)
こんなとき私がしているのは、
思い切って、勉強から離れること。
ε=(^。^;A
そして、その代わり、
ちょっとナナメの視点から振り返るようにしています。
(1)何と比べているのか?
「うまくならない、うまくいかない」
と思ってしまうときは、
今の自分を何かと比べているということですよね。
じゃあ、何と比べてるのか、と考えてみます。
- 自分がこうありたいと思っている姿?
- 同僚や先輩の看護職の〇〇さん?
- 教科書に載ってるような理想像?
たいてい、“今の自分よりも上のレベル”
と比べてることが多いです。
努力すれば手に届くと思えるなら、
がんばれるでしょうけれど。
本気でそう思えてないときは、
けっこうツラいです。
なので、あえて“出発点の自分”と比べ直します(笑)
新米の産業看護職だったころの自分と・・・
そしたらきっと、
「がんばってきたな。〇〇ができるようになったじゃないか」
という部分が見つかりますから。
いったん自分の成長を認めて、
自己効力を高めてから勉強したほうが、
いい結果がついてくるんじゃないかと思っています。
(2)うまく活用できてないんじゃないか?
今まで勉強して仕入れた知識やスキルを、
いい形で活用できているかと考えてみます。
もしかしたら、ちゃんと活用できていないのかもって、
疑ってみるんです(笑)
もしうまく活用できていないんだったら、
さらに新しい知識やスキルを詰め込まなくても、
今持ってるものをうまく活用できるように工夫するだけで、
アプローチの質がすごく変わりますよ。
私がこの視点を手に入れてから改めて周りを見ると、
同じように悩んでいる方は珍しくなかったです。
私が保健指導通信講座で受講生のサポートをしていても、
程度の差はあれ、みんなこの傾向があるなと感じます。
はたから見てると、すごく勉強熱心で、
幅広くいろんなことをご存知なのに、
「うまくならない、うまくいかない」
そう思い込んでるんだな~って。
そんなときこそ、
「うまく活用できてないんじゃないか?」
って振り返ってみてください。
そして今持ってるものをうまく活用して、
「こうやったら、うまくいった」
という成功体験を重ねられれば、
不安が減るし、自信になりますよね。
焦ってやみくもに勉強しても、
いい結果は得られないでしょうから。
いったん勉強から離れて、
今の自分を何と比べているのか振り返ったり、
うまく活用できてないんじゃないかと考えてみる。
そんな視点も持っていると楽になります。
(^▽^)
がんばって勉強しているのに、
「うまくならない、うまくいかない」
「持ってるものを活用できているのかわからない」
「どうすればうまく活用できるのか」
もし保健指導についてそう思っているなら、
上記の2つの視点も含めて、
<自分らしい保健指導>をつくっていく
こちらの講座がお役に立つかも、です。
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