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2019年8月22日(木)までとなっております。
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ご相談者の保健指導に関する迷いや悩みやお困りごとについて、
現状を整理して、課題を解決するヒントを
一緒に考える場として活用していただいています。
だからなのか・・・
無料お試し相談にお申し込みくださるのは、
保健指導をやる前(これから実務を始める)の方や、
看護経験にブランクがあったり、年齢のわりに保健指導経験が少ないことを
引け目に感じている方などが多いですね。
比較的、産業看護経験や保健指導経験が少ないと、
「知識が足りないので、対象者のためになる保健指導ができるか不安」
というお悩みを持っていらっしゃるんだなという印象です。
「対象者を保健指導に呼び出しても、何を話せばいいのかわからない」
という不安が強いのかもしれませんね。
確かに!
私もそうでした!
お気持ちよくわかります!
「質問されて答えられなかったらどうしよう」
とか、
「検査項目や病態などをちゃんと説明できる自信がない」
とか、
「自分も病気のことはよくわからないので」
とか、
「改善策として何を提案すればいいのかよくわからない」
とか、
いろいろと悩んだり困ったりしてましたから。
もし、あなたにもそういう思いがあるなら、
以前のブログ『産業看護お役立ちメモ』の記事が
ご参考になるかもしれません。
よろしければこちらもご覧くださいね。
それから、こちらも。
さてその一方で、
「保健指導経験は3年くらいある」
という方からのご相談も多いです。
ある程度保健指導経験があり、自分なりのやり方も確立しつつある、
そういうご相談者とお話していると、
「対象者によい提案ができない」
という話題になることが多いですね。
それぞれ表現の仕方は違っていますが、
例えば、
「対象者が行動変容するような提案がうまくできない」
「毎回同じような提案になってしまう」
「提案しても、対象者が何をするか決めてくれない」
「提案したことを対象者に無理やり押しつけているような気がする」
「提案を選んでもらったが、対象者にあった選択肢だったのか心配になってしまう」
「行動してもらえないのは、提案がよくなかったのだと思う」
などなど。
そして悩んでしまうんですね。
「どうすればいいんだろう」と。
いいですよね~。
これって、対象者の立場にたっているからこそ出てくるお悩みですもんね。
対象者がなるべく行動変容しやすい内容を提案したい。
負担は少なく効果は大きい改善につながる提案をしたい。
そう思うからこそ悩んだり、
自分の提案内容がよかったんだろうかと心配になったり、
しているのでしょうから。
では、どうすればいいのでしょうか?
この問いに、いつも、誰にでもうまくいく、
そんな絶対的な正解はないと思いますが。
今田はこんなふうにお伝えすることが多いです。
「いっそのこと、選択肢も本人に考えてもらったらどうですか?」
と。
改善対策のために何をするかという選択肢も、
対象者本人が考えて、
「自分がよいと思うもの」とか、
「これならできそうと思うもの」を
ひねり出してもらえばいいと思うんですよ。
私はこれを
『こちらが言ったら押しつけ、相手が言ったら気づき』
と表現しています(笑)
保健指導で対象者の生活習慣を聞き取って、
「看護職がよいと思う改善策」をピックアップし、
提案の選択肢を一方的に並べて、
そこから対象者にできそうなものを選んでもらう・・・
このパターンだと、選択肢の内容には
対象者の意見や思いが入り込めません。
「毎日なんてきっと無理だろうな~」
とか、
「もっと大きな効果が出るようにがっつりやりたいのに」
とか、
内心では思っていて・・・
対象者は、たとえ自分の思いにフィットしていなくても、
選択肢の中から一つか二つ、選んでくれます。
でも、その表情がさえなくて、声に張りがなくて、
看護職としてはなんだか、
無理やり選ばせたような気がしてしまうんですよね。
あるいは、
看護職ががんばってたくさん選択肢を用意したのに、
結局、対象者は選ぶことができなかったとか、
後日確認したら、結局対策に取り組んでいなかったとか。
そんなことがあれば、
「提案の内容が悪かったからだ。
私がもっといい提案ができればよかったのに」
と思えてしまうのでしょう。
こんなふうに
「いい提案ができない」、
「無理やり押し付けているのかも」、
と気になってモヤモヤしてしまうなら・・・
いっそのこと、対象者に選択肢から考えてもらったっていいと思うんですよね。
『こちらが言ったら押しつけ、相手が言ったら気づき』ですから!
(^▽^)/
看護職からは、最低限、取り入れてほしい条件を伝えます。
例えば、
「毎日できることを考えてくださいね」
とか、
「食事の取り組みと、運動の取り組みと、一つずつ用意してほしいです」
などのように。
対象者が、なかなか選択肢が思いつかなくて困っているようであれば、
その前に聞き取っている生活習慣の中から
よさそうなヒントを出すのもありです。
「先ほどのお話で、運動は無理だけど、
食事なら気をつけられそうっておっしゃってましたよね?」
とか、
「いきなりジョギングは大変だから、
まずウォーキングからやってみるという人が多いですよ」
などのように。
もし、対象者が考え出した選択肢が、看護職の目から見て
「よい効果を出すにはいまいち物足りないな」と思ったら、
修正のアイディアを出してもいいです。
「う~ん、週末だけだと効果だすのが難しいかもしれません。
平日も1~2日、増やすことはできますかね?」
とか、
「それだけやれれば素晴らしいですけど、ちょっと目標高すぎませんか。
半分くらいの難易度でも十分なんですけど」
などのように。
『こちらが言ったら押しつけ、相手が言ったら気づき』
ある方は、
ワークシートの余白にこの言葉をメモっていました。
ある方は、
「“提案”じゃなくて、“選択”なんですね」
と、自分の言葉に変換して納得されていました。
あなたはどのように受け取られたでしょうか?
こちらの記事も参考になるかもしれません。
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