ミッション・インポッシブルは『〇〇作戦』で!

以前、ある会議に参加したときのこと。

大学の学校保健担当者(看護職)の集まりで、

参加者の一人からこんな話題が提供されました。

なかなか会えない対象者(教員)がいて、
どうアプローチすればいいか困っている。

すると、他の参加者(看護職)から次々に、

「そうそう、私も苦労してるよ~」

と同意の声があがり。

 

ほぼ全員が”うんうん”とうなづいていて、

一気に場が和みました(笑)

 

みんな同じようなことで苦労してるんですね。
(^_^;)

 

そして、この話に対して、

いろんな体験談や工夫が出されたのですが。

 

その中のお一人の話がとても印象に残ったんですよね。

ざっくりと、こんな内容でした。
 ↓ ↓ ↓
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  • ある教員と腹を割って話さなければいけないことがあった
  • しかし研究室のドアに「私に関わらないで欲しい」と張り紙がしてある
  • 同僚の教員や学生からも「風変わりな先生」と評判らしい
  • 普通にアプローチしても拒絶されそうで怖かった
  • そこで、毎日手紙を書いてドアの下から部屋に投函するようにした
  • 名付けて『お手紙作戦!』
  • 返事はこなかったが、抗議もこなかった
  • しばらく毎日『お手紙作戦!』を続けた
  • 最終的に、拒絶されることなく無事に話し合うことができた

_______________

 

彼女は最後に笑いながらこう言ってました。

毎日『お手紙作戦』しながら、
ストーカーみたいだなと思ってましたよ~(笑)

正直、このアプローチ方法そのものは、

画期的な工夫じゃないですよね。

 

すでに似たようなアプローチをやってる方も

たくさんいらっしゃると思います。

 

それでも、私の印象に残ったその理由は、

この部分です。
 ↓ ↓ ↓
~~~~~~~~~~~~

名付けて『お手紙作戦!』

~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

私たちの日頃の業務では、

アプローチが難しい対象者さんっていますよね。

 

拒否感が強いとか、無視されるとか、

反応が薄いとか、見下されるとか、

調子はいいけど約束は守ってくれないとか、

連絡もなくドタキャンされるとか。

 

そんな対象者にアプローチし続けるのは、

ほんとに大変です。
┐( ̄ヘ ̄)┌

 

昔、参加した研修で、

産業看護界のレジェンド・河野啓子先生が、

「産業看護に一番大事なことはあきらめないこと」

とおっしゃっていましたが。

 

正直、あきらめたくなりますよね~。

精神的にもやられるし、

時間が無駄になってる気がして。

 

でも・・・

『〇〇作戦!』とネーミングしたとたん、

なんかゲーム感覚になりません?

 

苦行を強いられてるような重苦しさじゃなくて。

ちょっと軽やかな気持ちで続けられそうだなぁって、

私はそう感じたんです。

 

ミッションインポッシブルに追い詰められても、

苦しいだけでいいことなんてありません。
(-_-;)

 

それよりちょっと遊び心を発動して、

「よし、今日も〇〇作戦やってくるか!」

って、口にするだけで、

重い腰があがりやすくなると思いません?
(^_^;)

 

気のもちように過ぎないと言われれば、

それまでなんですが(笑)

 

お金も手間もかからないですし、

やってみて損はない、のではと・・・

恒例の “新春プレゼント” を公開は終了しました。

次回をお楽しみに!

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