同業者への保健指導はやりにくい

以前、産業看護職とのご相談の中で、

こんな話題になりました。

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病院の医師や看護師など同業者への

保健指導がやりにくいです。

緊張してしまいます。

どうすればいいでしょう?

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もしあなただったらどうでしょうか?

「確かにやりにくい、緊張しちゃう」

って思いますか?

でも「やりにくいからやりたくない」

とは言えないので(笑)

少しでもやりにくさが和らぐように、

ちょっと工夫を考えてみましょうか。

 

 

 

 

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工夫1:気持ちを切り替える
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ところで、やりにくいと思うのはどうしてでしょうか?

豊富な医学的知識を持つ対象者(医療職)に

何を説明すればいいのかわからないから・・・
σ( ̄_ ̄;)

でしょうか?

ならば、こちらから細かく説明しないのも

一つのやり方だと私は思います。

医療職である対象者さんに医学的知識を説明して、

「釈迦に説法」になるのは失礼ですから。

先にご存じのことをおうかがいして、

補足することがあるなら説明すればいいし。

質問されたらそれについて説明するのでもいいし。

逆に、「医学的知識を細かく説明しなくて済む」

のはメリットにもなりますよね。

代わりに、対象者さんが自己の生活習慣について

深く振り返る時間にあてることができますから。

そうやって気持ちを切り替えれば、

少しはやりにくさが和らぎませんか。
(^_^;)

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工夫2:説得ネタをいろいろ用意する
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医療職の方なら、やる気になりさえすれば、

自分で必要な保健行動を探せるはずです。

とはいえ、保健指導に来てくださるのはおそらく、

“健康のために”という動機では行動しない(できない)、

という方々だと思いますから。

“健康のために”以外の説得ネタが必要になりますね(笑)

美容、見映え、若々しさとか。

経済的、時間的、な損得とか。

疲労回復、ストレス解消とか。

定年後の生活や夢、憧れの生き方とか。

何がヒットするかわからないので。

相手の心を動かせるかもしれない説得ネタを、

いろいろ用意しておくのがよさそうです。
(^_^)

 

 

 

 

今回は同業者である医療職の話でしたが。

産業保健の場では他にも、

学歴やインテリジェンスがすごく高い人、

健康関連の知識が豊富過ぎる人、

プライベートでも関係性が近い人など、

保健指導がやりにくいな~と

感じてしまう相手っていますよね。

そんな場合にもちょっと参考になるかな、

と思ってお話させていただきました。

保健指導がなんかうまくいかない、

終わった後にしっくりこない。

それって、保健指導への思い込みが

邪魔しているのかもしれません。

自分の苦手意識をカバーしながら、

自分のよさを生かした保健指導が、

できたらいいなと思いませんか?

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