行動変容してもらえなくてヘコみます

日頃から、当事務所主催の講座など通じて、

産業看護職の業務上のお悩みをうかがう機会があるのですが、

共通しているものがけっこうあります。

 

で、保健指導に関連して一番よくきくのが

このお悩みです。
 ↓ ↓ ↓

『対象者に行動変容してもらえない』
(>_<。)

 

これは、対象者の行動や検査データに、

『保健指導による好ましい変化が出ていない』

『自分の保健指導では成果が出せていない』

というお悩みですよね。

 

程度の差はあれど、産業看護職はみんな、

この問題に悩んでいるんじゃないでしょうか。

 

 

かくいう私も、「保健指導で成果が出せているか」

と考えはじめると深い闇にハマりそうになります。
(^_^;)

 

でも、どっぷりハマってしまう前に、

こんなふうに思考を切り替えていますよ。

 

この悩みは完全になくならないだろうから、

上手に付き合わなくちゃ、って。

 

だって保健指導の相⼿は立派な大人ですもんね。

常にこちらの思惑通りに成果を出すなんて、

そもそも無理難題なので(笑)

 

 

 

 

私が産業看護の業界に⼊ったころはまだ、

保健指導は”福利厚⽣”的なとらえ方をされていました。

 

いいかえると、

“上乗せのサービス”という位置づけだったので、

保健指導で成果を出すことを

周りから求められることはありませんでした。

 

産業保健の業界内では当時から、

「対象者が⾏動変容する保健指導が必要だ」

と⾔われていましたけど。

 

私にとって、目指す目標というよりは、

「それができれば⽴派な産業保健師として認められるのね〜。

いつかは私もそうなれるかな〜」

みたいな、ふわふわっとした憧れに近かったです(笑)

 

 

しかし、現在はそうはいきませんよね。

 

「従業員の健康は企業にとって資本の⼀つであり、

健康管理にかける費⽤は”投資”だ」

と強調されるような時代になっています。

 

そして私たち産業看護職は、

健康管理が”投資”とみなされている以上、

”投資”に⾒合った成果を出すことを周りから期待され、

プレッシャーを背負わざる得なくなりました。

 

こういう背景もあって、

「⾏動変容させなければ保健指導の意味がない」

とか、

「検査データが改善しないのは、私の保健指導がダメなんだ」

とか。

 

保健指導の成果を過度に意識させられることが

増えたような気がします。

 

 

もちろん保健指導で成果を出すことは⼤事です。

 

成果を出せるように意識して保健指導を⾏うのは、

専門職としてあたり前のことでしょうし、

そのための努力を惜しむ看護職はいないと思います。

 

ただ、それにとらわれるあまり、

お悩みが大きくなり過ぎてるような印象も受けるんです。

 

そして、看護職にとって、

保健指導をすることが不安で苦しいものになっていて。

 

もしかしたら、対象者にとっても、

窮屈でつまらない保健指導になっているかも。

 

だとしたら、ホントにもったいないです。
( ̄_ ̄lll)

 

 

 

 

対象者が行動変容するかどうか。

保健指導後に検査値が改善するかどうか。

 

完全にコントロールするのは、私たち看護職には無理です。

 

看護職の立場でコントロールできるのは、

自分が専門家らしい保健指導をするかどうか

という部分ですよね。

 

ただ正直なところ、

それにも絶対的な正解はないですから。

 

客観的な指標で判断するのは難しいですが・・・

 

 

でも、もし、

行き当たりばったりの保健指導をしていたら。

 

専門家らしい保健指導をしていると実感するのは、

難しいかなと思いますよね。

 

では、もし、

行動変容モデルなど科学的根拠のある方法を

取り入れた保健指導をしていたら。

 

専門家らしい保健指導をしていると実感できそうだ、

と思いませんか。

 

========

 

ピュア産業看護事務所では、

<自分らしい保健指導>通信講座を開講しています。

 

この通信講座は、

 

日頃から業務の一つとして保健指導をしているけれど、

 

「私の保健指導はこれでいいの?」

「もっと落ち着いて保健指導ができるようになりたい」

「保健指導を勉強するにはどうすればいいんだろう?」

 

そんなふうに思っている産業看護職が、

 

自分がやりたいと思う保健指導を、

自信をもって楽しくできるようになるために、

 

~~~~~~~~

保健指導に必要な基礎知識と、

行動変容理論を取り入れて、

<自分らしい保健指導>をつくる

~~~~~~~~

 

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