前回は「産業看護職の職場巡視って」というタイトルで、
産業看護職が行う職場巡視の目的・内容・姿勢について、
看護学生の教科書の内容をご紹介しました。
そして、
職場巡視の一歩に踏み出せない産業看護職へのエールの意味も込めて、
私流の解釈もお話しさせていただきました。
「産業看護職の職場巡視って」の記事はこちら
この記事の元になっている
静岡産保センターのセミナー「産業看護職が行う職場巡視の留意点」
で私がお話しした中から、今日は、
「産業看護職の職場巡視の体験」について、
ご紹介したいと思います。
京都産保センターの調査結果によると、
産業看護職が職場巡視をやり始めたきっかけについては、
「業務の一つだからやり始めた」
というのが63%で最も多かったそうです。
そして、実際に職場巡視に出かけて行って、
こんな体験をしましたというのが下のスライドです。
例えば・・・
労働者の業務内容や、事業場そのものがよく分かったとか、
他のスタッフや労働者とのコミュニケーションの一環になったとか、
労働者等へのアピールになって、信頼を得られたとか。
「職場巡視に行くことでこういう体験を得られるんだ」
ということが明らかになりました。
職場巡視をやったことがある産業看護職なら、
これと同じような経験をされているのかなと思います。
私もこれ、全部当てはまるなと思いました。
そして、こういう体験があると
「産業看護がやりやすくなるなぁ。やってて楽しくなるだろうなぁ」
というのが、これを見たときの私の感想です。
もしかしたら、多くの産業看護職にとって職場巡視は、
「業務の一つだから」仕方なく始めた業務なのかもしれません。
決して積極的に始めたわけでもなく、
何をすればいいのかイマイチわからないままとにかくやっている・・・
そういう位置づけかもしれませんね。
でも、実際に職場巡視をやって、
その経験を振り返ってみれば、
様々な、素敵な体験を得ていることに気づくはずです。
(^▽^)
産保センターのセミナーのアンケートで、
感想欄に記入されていたコメントを教えていただいたのですが。
その中にこんなコメントがありました。
「先輩から職場巡視は産業医についていくだけでやることはないと聞いていたのですが、従業員のために自分が何ができるのか考え、もっと楽しく従業員と仲よく働いていきたいなと思いました」
そうなんですよ、そうなんです!
\(^o^)/
どうでしょうか?
あなたも、
「職場巡視は産業看護をやりやすくする、楽しくすることができる業務」
なんだなぁと納得していただけるでしょうか?
職場巡視は特別な業務ではなくて、
私たち産業看護職の日常の活動の一部です。
確かに始めたばかりのうちは看護職自身にも違和感があるし、
周りからも警戒の目で見られてしまうかもしれません。
しかし、
産業看護職が自らの意志で職場巡視を行うことを積み重ねていくと、
そのうちに”看護職が職場を回っていても当たり前のこと”になります。
そうなればしめたもので、
いろんな情報も集まってきて、
日々の看護の質が、間違いなく向上します。
職場巡視へ出ていくことでいい看護ができるようになると、
一気に職場巡視が楽しくなりますよ。
ぜひあなたにも、
職場巡視の楽しさを実感してもらいたいな~
と思っています!
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