先週の記事で新春プレゼントをご紹介して、
登録してくださった方には、
メールで新春プレゼント動画をお届けしています。
「保健指導に役立つモデル・理論」というテーマで作成した4本の動画は、
パワーポイントのスライドにナレーションを付けて動画にしたものです。
看護学生向けの講義内容をもとにしているので、
簡単でシンプルでそれほど難しいものではないと思いますので。
よろしければご覧ください。
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*新春プレゼントは終了しました。ありがとうございました。
さて、プレゼント動画をお届けするメールの中でも
少し触れているのですが。
私は長いこと、
保健指導にモデルや理論を使うということを
全く意識しないで自己流の保健指導をやってきました。
それが、まあ、
40歳の手習いで大学院へ行って勉強しなおしたときに、
保健指導にもモデルや理論が活用できるんだということを
初めて知って。
その後は、
「自己流保健指導から、
客観的・科学的根拠に基づいた方法を使った保健指導に
変えることができました!
保健指導で失敗することがなくなり、
対象者さんに大変喜ばれています。」
という、サクセスストーリーが待っていた!
なんてうまくはいきませんよね~
(^_^;)
残念ながら(笑)
私は、いまだに、
保健指導でモデルや理論を使いこなしていますとは言えません。
勉強して、理解して、学生に教えているくせに・・・
実践で使えているかというと、はなはだ頼りないわけです。
恥ずかしながら。
でも、それってどうしてなんでしょうか?
「知っていることと、それができることとは違う」
からなのかもしれません。
「知っていることと、それができることとは違う」
この言葉は、
昔、一緒に仕事をしていた栄養士さんが言っていました。
特定保健指導の対象者に保健指導をしたとき、
対象者にこういう話をしている、
とのことでした。
「おっしゃる通りなんですけど、それって厳し過ぎません?
わかっていてもできないのが人間なのに」
当時、私は、内心で(あくまで内心で)
ちょっと反発してしまった記憶があります。
あなたはどんなふうに感じましたか?
ただ、この言葉を、
10年以上たった今でも鮮明に覚えているのは、
私にとって、
とてもインパクトがある言葉だったからだと思います。
そして時間とともにいろんな経験を積んできて、
ただ反発した当時とは違うとらえ方になってきたから・・・
「知っていることと、それができることとは違う」
という言葉の真意は、
相手ができないことを責めているわけではないんだなぁと。
今回の新春プレゼント動画を見てくださった方は、
知識として保健指導に役立つモデルや理論の概要を知り、
なるほどその通りだなと思い、
今までの自分の保健指導の経験と照らし合わせて、
こういうふうに使えばいいんだろうなぁというのもわかる。
ですよね?
これだけでもすごいことだと思います。
それなのに、もし、
実際に保健指導をやっていてうまく使えていない。
やっぱり、モデルとか理論とかってむずかしいわ。
教養にはなったけど、実際の業務にいかすのは私には無理ってことね。
こんな結論になってしまったとしたら、
それはとても残念なことです。
もし、そういう気分になってしまったら、
「知っていることと、それができることは違う」
って、唱えてみてください。
理解することと、
今度はそれを行動に移してできるようになることは、
また別の段階なんだって
切り離して考えればいいことなんです。
理解したのに実践できていないのは、
決してあなたの実力がないからではなくて、
まだ行動へ移すステップを行っていないということだから。
理解したらその次は、
その知識(モデル・理論)をどうやって保健指導に使ってみようか、
ということを考える必要があるんだって。
試行錯誤してみればいいじゃないですか。
成功したり、失敗したことを、
振り返って確認してみることに意味があるんですもん。
そしたら、
「使いこなしてます」と胸を張るのはむずかしくても、
「こうやると、前よりうまくいくようになったな」とか、
「これを使えば私も落ち着いて対応できるな」とか、
見つけられるはずですよね。
そうやって、少しずつでも
「それができる」という状態に近づいていけたら
いいですよね~
(^_-)-☆
私もそうやって、自分を励ましながら、
試行錯誤しています。
(^o^)/
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