勉強したことをやってみるタイミング

私が非常勤講師をしている看護学校の講義で、

毎年、学生から大好評(笑)の演習があります。

 

その演習はこんな内容です。

 

グループワークで、

  • 行動変容理論の解説資料の作成する
  • その行動変容理論を使った保健指導のシナリオ作成する
  • 作成した資料の発表をする

ちなみに、担当する行動変容理論は、

  • 健康信念モデル
  • 変化のステージモデル
  • 自己効力

この中から一つ、くじ引きで決まります。

難しいのが当たっても恨みっこなし、

ということで(笑)

 

 

 

 

演習とは関係なく、講義のときは毎回、

「学んだこと、感想、質問」を、

各自書いて提出してもらっているのですが。

 

発表会後に演習全体を振り返って書いてもらったら、

内容が質・量ともに普段の数倍は充実してました(笑)

 

その中で、今年はちょっと、

「へえ~」って引っかかったことがあったんですよね。

 

まずは、学生たちのコメントの抜粋をご覧ください。
 ↓ ↓ ↓


 

≪パターン1≫

  • 今後の実習に生かせると思いました。ぜひ活用したいです。
  • この講義で学んだモデルや理論を使って実習をできるようにしたいと思いました。
  • たくさんの理論が出てきて難しかったけど、実践するときにうまく活用できるようにしたいと思いました。

 

≪パターン2≫

  • モデルや理論がたくさんあり、実際の現場で臨機応変に使い分けていくことはとても大変そうだと感じました。でも勉強することで少しでも理解し覚えられるよう頑張ります。
  • まだできるかどうかわからないけれど、これからもっと理解を深め、その先の臨床で活かせるようにしていきます。
  • モデルや理論等が苦手でしたので、そこを重点的に復習して今後に生かせることができるように身につけたいです。

 

≪パターン3≫

  • 実際に、別の科目で患者への病態の説明で健康信念モデルを活用してみました。やったことが身になっていて他の授業で生かせてよかったです。
  • 他の授業で栄養指導を行うための資料をつくったときに行動変容理論を取り入れてつくれていて、学習できていると感じました。
  • ロールプレイをおこなったところは他の授業でも生かせています。

 

 

これらをご覧になって、

あなたはどんなふうに思われたでしょうか?

 

あえて、3つのパターンに分けてみたのですが。

どんな視点で分けたと思います?

 

≪パターン1≫のコメントは、

「将来役に立つと思う、活用したい」

というニュアンスですよね。

 

≪パターン2≫のコメントは、

「やれるかどうか自信ない、でもがんばってみます」

というニュアンスです。

 

そして≪パターン3≫のコメントは、

「もう使ってみました、できてよかったです」

というニュアンスでした。

 

 

 

 

実は私、≪パターン3≫のコメントがいくつもあったことに、

かなりびっくりしたんですよね。

 

なぜなら私自身は、

≪パターン1≫ ときどき ≪パターン2≫

のタイプだから。

 

例えば、両立支援がテーマの研修に行って勉強してきたとします。

 

「勉強になったな~。両立支援をするとき役立てたいな」

って思うわけですよ。

 

ところが・・・

 

なかなか“両立支援をするとき”がおとずれなかったりとか。

 

“両立支援をするとき”がきたのにいつも通りにやってしまって、

勉強してきたことを役立てられなかったりとか。

 

そういうパターンになりがちで。

 

「せっかく勉強したのに、なんかうまくいかないんだよな」

という残念な結末。
( ̄_ ̄;)

 

 

もちろん学生と違って、

私たちは所属している組織によってそれぞれ、

立場や環境、役割や業務内容なんかが違うから、

研修で学んできたことを誰もがすぐに、

実践できるわけじゃないと思います。

 

でも、もしかしたら・・・

 

≪パターン3≫のコメントを読んだとき、

ふいにこう感じたんですよね。

 

研修テーマとピッタリ同じ状況じゃなくても、

勉強してきたことをやってみるチャンスって、

あるのかもしれないんだなって。

 

 

≪パターン1≫のように、意欲はあるのに、

“そういう場面”になるのを待ってしまう人と。

 

≪パターン2≫のように、ちょっと怖いから、

慎重に、確実に、進めていきたい人と。

 

≪パターン3≫のように、なんかきっかけを見つけて、

やってみたらできたよ!って言える人と。

 

いろんな人がいて、そのちょっとした違いで、

手に入れている結末も違うのでしょうね。

 

今までちょっと損してたような気分にもなりつつ、

私も≪パターン3≫タイプを意識しよう、

と思ったのでした。

看護学生たちも演習を通して、

「健康信念モデルを活用してみました」

「行動変容理論を取り入れてつくれています」

こんなふうに変わっています。

 

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