私は今でこそ、産業看護職の方からご相談をいただいて、
保健指導のアドバイスなどしていますが。
実は私自身が、保健指導が苦手でイヤで仕方なくて、
できればやりたくないと本気で思っていました。
しかし産業看護の仕事をしていたら、
そんなことは言ってられません。
なんとか保健指導の苦手意識がなくなるように、
今まで右往左往・試行錯誤してきました。
そのおかげで、いくつか対処法を見つけたので、
今はわりと楽しく保健指導をしています(笑)
今日はその中の一つをご紹介しますね。
それは、
『自分の得意なことを保健指導に取り入れる』
私は臨床看護を3年間経験してから、
産業看護の業界に転職しました。
学生時代に産業看護の見学実習に行った記憶はありますが。
実際にどんな業務をやるのかとか、
それはどのようにやるのかとか、
そんなの全く知らないド素人でした。
前任者から引継ぎされた業務を、
引継ぎされたやり方でやることしかできなくて。
引継ぎされた業務の中に含まれていなかった対面の保健指導は
その後、約4年間、実施できないままでした。
さすがにそのままで済むわけがなく・・・
ようやく保健指導をやり始めたわけですが、
そのころの私は・・・
まずは形だけでもそれらしく見えるように。
早くちゃんと保健指導ができるようになりたい。
そんな思いで、知識を増やして、経験を積んで、
とにかくひたすらやっていただけでした。
そして、何年か経ち、
ある程度やれるようになったな~。
自分もそれなりに保健指導できているよな。
と思えるようになったころ。
今度は・・・
対象者と和気あいあいと会話はできているけど、
肝心なことは言い出せない、とか。
あれもこれも説明しなきゃいけないことが多くて、
つい一方的に話し続けてしまう、とか。
毎年、同じような顔ぶれの対象者に、
同じ話をくりかえしているだけのような気がする、とか。
本当にこれでいいんだろうか。
私のやり方でも大丈夫なんだろうか。
という不安でたまらなくなってしまいました。
知識が足りない・スキルが足りない、
と追い詰められたような気分で、
勉強したり、研修に参加したりしましたが。
自分もよくわかってないのに、
よさそうな気がするノウハウを試してみて。
( ̄▽ ̄;)
↓
思ったほどうまくいかなくて
また次のノウハウに手を出して。
( ̄_ ̄)
↓
対象者から切り返されて、
タジタジになって、怖気づいて。
( ̄□ ̄lll)
↓
もう何をやればうまくいくのか
わからなくなって。
(>_<。)
という、”行き当たりばったり”そのものでした。
そこからなんとか脱出できたきっかけの一つが、
「自分が得意なことを保健指導に取り入れる」
ことだったんです。
もともと昔から、友人・知人の相談を受けることが多く、
「今田さんって聞き上手だよね」
と言ってもらったことも多かったですが。
自分ではそれが得意なことだとは思っていませんでした。
でもたまたま、健診後の保健指導で、
カウンセラー講座で身につけた傾聴を使ってみたら、
びっくりするほど対象者とうまく関係づくりができて、
私自身も気持ちが楽だったという体験をして。
そんな体験を積み重ねるうちに、
私にも自信が戻ってきました。
そのときしみじみ思ったんですよね~。
「自分の得意なことを取り入れると、
保健指導がイヤじゃなくなるのかな」って。
一般的には、得意なことは無意識にできてしまうので、
自分でことさらに「私は〇〇が得意です!」
と意識している人は少ないかもしれません。
でも、誰にでも、
意識しなくても上手にできること、
他人からよくほめられること、
ってありますよね。
それって改めて努力しなくても、
他人よりも上手にできるし、
自分の気持ちも楽にやれるし。
あなたの得意なことは間違いなく、
あなたの武器なんですよね。
それを使わなのはホントにもったいないです!
自分の得意なことを見つけて、
保健指導に取り入れる方法を探し、
<自分らしい保健指導>をつくっていく。
<自分らしい保健指導>通信講座第4期の
受講生募集は来週から始まります。
こちらでご案内しますので
もう少しお待ちくださいませ。
こちらでも保健指導にまつわる私の体験談と
ちょっとしたヒントをお話しています。
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