先日、健康教育を実施してきました。
初めてご依頼をいただいた会社で、参加者は20名弱。
会議室にロの字型にテーブルが並べられていて、
前方には私、それ以外の三方には参加者のみなさんが座る、
という配置でした。
お互いの表情までよく見える距離なので、
固い雰囲気がダイレクトに伝わってきて・・・
緊張したわ~。
何度やっても慣れることができないです。
( ̄_ ̄;)
正直なところ、
「健康教育の講師は、できればやりたくない」
と思うほど苦手な業務です。
小学生のころから、人前に立つとか、人前でしゃべるとか、
イヤでイヤでしょうがなくて。
授業のときに答えがわかっていても手をあげなかったくらいです。
もし指されたら、みんなの前でしゃべらないといけないから、
という理由で。
そんな私ですから、健康教育をやっていても、
緊張しすぎて、頭が真っ白になってしまいます。
焦りに焦って、ようやく思い出したネタを、
何度もくどくどと繰り返してしまったり。
肝心なポイントを飛ばして先に進んでしまい、
後になってからそのことに気づいて、
説明が行ったり来たりしてしまったり。
そんなふうに余計なことに時間を取られて、
最後は時間内に終わらせるために、
早口でまくし立ててしまったり。
健康教育が終わったとたんにぐったりと疲れ切り、
私も参加者もお互いに「結局、何が何だったのか?」
という感想になってしまうような展開でした。
だから私は長いこと、こう思っていました。
「こんな情けないことをやっているのは私だけだ」
って。
でも、あるとき思い切ってこの話をしたら、
共感してくださる産業看護職が意外にも多かったんですよね。
それですごく勇気づけられました。
もしかしたら、あなたも似たような感じでしょうか?
だとしたら、こんな事態を避けるために、
何か対策をお持ちですか?
実は、私には秘策があります(笑)
私には劇的に効果がある方法です。
この秘策を使わなければ、今でも、
健康教育中に頭の中が真っ白になって、
同じ話をくどくど繰り返しているうちに、
時間切れになってしまうと思います。
もしかしたらこの秘策、
あなたのお役にも立つかもしれないので、
ちょっとご紹介しますね。
私の秘策とは、それは・・・
『台本をつくること』
起承転結の骨組みを、
印象的なストーリーに仕立てて、
それをドラマチックに語るんです。
そのための一言一句を書いて、台本をつくるんです。
台本ですから、もちろん、
私がしゃべるセリフを話し言葉で書いていきます。
それから、そこでどんなふうにふるまうか、
というのも書いておきます。
途中で参加者に問いかけたときに返ってくるであろう反応を予測して、
それに対するセリフも、何パターンか用意します。
どんな言い方をすればわかりやすいか、
どういう資料を見せると説得力があるか、
どんなテクニックを使って引きつけようか、
などなど。
あらかじめ落ち着いて考えて取り入れることができるので、
準備もはかどりますよ!
台本だと臨場感があるので、
リハーサルをやっていてもイメージがつきやすいですし。
時間がどれくらいかかるかわかって、
時間通り終われるように調整もできます。
なにより一番いいのは、
アドリブ力がない私にはもってこいの方法だというところ。
もし、本番で頭が真っ白になってしまっても、
感情をこめて台本を読めば、切り抜けられますから。
今までも何度もやってきてますが、
全く不自然な感じになりません。
ε=(^。^;A
参加者との関係性をつくり、
その場によい空気感をつくり、
参加者たちを健康教育の本題の入り口に連れてくるところまでは、
極端な話、台本を丸ごと読んでも大丈夫です。
私の場合は、台本を丸ごと読むほうが、
成功率が高いくらいですもん(笑)
今日は私の秘策をご紹介しましたが、
誰でもこの方法で効果があるとは限らないです。
あなたが「これがあれば大丈夫」って信じられるという、
あなたなりの秘策があればそのほうが効果的ですから。
でも、もし、秘策がなくて困っているなら、
あなたなりの秘策をつかむヒントになるといいな~
と思ってお話しました。
こちらでもちょこちょこと今田の秘策をお話ししてます。
よろしければ登録して読んでくださいね!
↓ ↓ ↓
記事の更新をSNSでお知らせしています。