渡した資料を読んでもらうちょっとした工夫

 

 

先週、従業員50人程度のO社で、

一時間ほどの健康セミナーをやらせていただきました。

 

ちなみに、初めての事業所だったので、

どんなところか雰囲気もよくわからないままに

緊張と不安いっぱいでやってきましたが。

 

無事に終わってホッとしているところです。
ε=(^。^;A

 

この健康セミナーでは、参加者に資料を配布しました。

A4を三つ折りにしたサイズのリーフレットです。

 

受付で、参加者一人一人にリーフレットを手渡しました。

リーフレットを受け取った参加者は、

会場内の椅子に座り、開始時間まで待つことになるわけですが。

 

さっそくリーフレットを開いてながめている人もいれば、

リーフレットはガン無視で、一緒に来た同僚とおしゃべりが止まらない人もいて、

観察していると面白かったです。

 

 

あなたも対象者を集めて健康教育をおこなうときに

参加者に資料を配布することがあると思います。

参加者の役に立つだろうと思って用意した資料ですよね。

 

だから、隅々まで目を通してもらって、

ご自身の健康管理に役立ててほしいという気持ちだと思います。

 

私もそうです!

 

ただ、

「渡した資料を読んでもらえるとは限らない」

という現実も、何度も見せつけられてきました。
( ̄_ ̄;)

 

だから、今はちょっとした工夫をしています。

 

 

 

 

あなたも、聴講者の立場で、

セミナーや研修会に参加することがありますよね?

 

そのときの配布資料としてよくあるのが、

セミナーで見せるスライドを印刷した資料が配布されるパターンとか。

 

市販のパンフレット、リーフレット、チラシなどが

配布されることもありますよね。

 

ときには、本題とは関係ない宣伝用のチラシが

配布資料の中に大量に挟まれていることもあります。

 

 

あなたはそういうふうに渡された資料をどうしていますか?

 

 

わりと隅々まで目を通すタイプですか?

 

それとも、開きもしないで机の上に置いておくタイプですか?

 

セミナー中に講師の話を聞きながら、

配布資料にがんがんメモを書き込むタイプでしょうか?

 

資料は後で読むつもりでカバンにしまって、

セミナー中は講師から視線を外さないタイプでしょうか?

 

 

そして、その資料を持ち帰ったあと、

再び開いて中を見ることがあるでしょうか?

 

 

自分が参加者の立場で振り返ってみれば

よくわかると思うのですが・・・

 

私たち大人って、毎日、

あれやこれやとタスクが多くて、忙しく過ごしています。

 

セミナーや研修に参加している最中は、

そこで取り上げられている内容について

考える時間になっているかもしれませんが。

 

セミナーが終わって部屋から出ていけば、

関心はすぐに別のことに移ってしまいますよね?

 

例えば、

「今日中に片付けないといけない仕事なのに間に合うかな~」

とか、

「やりかけてた作業があったっけ?」

とか、

「帰りにスーパーによって買い物しなくちゃ。夕ご飯、何にしよう」

とか(笑)

 

みなさんそれぞれの日常に戻っていきます。

 

 

そういう方たちに資料を渡して、

「後で読んでくださいね」と言ったところで、

どのくらいの人が読んでくれるんでしょうかね?

 

読んでくださるのは、よほど真面目な方か、

もともと関心を持っていたテーマの資料だからか。

そのくらいじゃないでしょうか。

 

 

私たちが健康教育で参加者に渡した資料だって同じです。

渡したら読んでくれるだろうと期待するのは、

こちらの勝手な思い込みなんですよね~。

 

渡した資料を排紙として処分されてしまう前に、

せめて1~2回は中身を見てもらいたい。

持ち帰ってからもう一度、資料を開いて見てもらいたい。

資料の内容で使えそうなヒントは役立ててもらいたい。

 

 

だから私はちょっとした工夫をしています。

それは・・・

「セミナー中に、全員に、その資料を開いて見てもらうこと」

 

 

 

 

私は、セミナー中に必ず一度は、

参加者が配布資料を開いて中身を見る機会をつくるようにしています。

できれば何度か繰り返し見てもらうことを心がけています。

 

そして、資料を見てもらいながら、

資料のどこに何が書いてあるかを確認してもらいます。

 

合わせて、この資料をどのように役立ててほしいか、

というのも伝えます。

例えば、

「〇〇をやるときに見てくださいね」とか、

「冷蔵庫に貼って毎日見てくださいね」とか。

 

ときには、参加者の中から数人に、

代表して資料の内容を読んでもらったりすることもあります。

 

資料にチェックリストがついていれば、

時間をとってその場でチェックをやってもらうこともあります。

 

とにかくセミナー中に一度は、

 

自分で開いて、

中身を見て、

どんな資料なのか、

どこにどんなことが書いてあるのか、

 

を知ってもらう機会をつくるようにしているんです。

 

そうすると後で、

「この資料は〇〇が載ってたんだよな」とか、

「そういえばあの資料に書いてあったっけ」など、

思い出しやすくなりますよね。

 

そして思い出したときに、

また開いて見てもらいやすくなりますから。

 

 

せっかく用意した資料です。

せっかく一人一人にお渡ししたのだから、

持ち帰った後でも見てもらいたいですもんね。

 

 

こんなちょっとしたひと工夫でも、効果があるんですよ~。

 

例えば、冒頭で触れたO社の健康セミナーでも、

配布したリーフレットを開いてもらって、

中に何が書いてあるかを見てもらいながら説明しました。

 

チェックリストもあったので、時間をとってやってもらって、

その解説もしました。

 

タイプ別のアドバイスが、リーフレットのどこに書いてあるかも

確認してもらいました。

 

そのうえで「詳しくは後で読んでくださいね」と伝えました。

 

 

そして健康セミナーが終わった後、

数名に健康相談をおこなったのですが。

 

 

対象者から、

「それ、さっきもらった資料に書いてあったね」

と言われたり。

 

配布資料を持参でやってきた方から、

「ここに書いてあるのをやればいいんですよね」

と言われたりしました。

 

「そうなんですよ~」と返事をしながら、

うれしかったですね~。
(^▽^)

 

「資料、ちゃんと読んでくれたんだな。資料が役に立ったんだな」

って。

 

 

 

 

健康教育で講師をやるとき、

少しでも参加者のために役立つような健康教育になるように、

いろいろ工夫していらっしゃいますよね。

 

もちろん、対象者の把握とか企画とか、

スライドや配布資料の見やすさわかりやすさとか、

基本としておさえなければならないことがありますが。

 

それと合わせて、ちょっとした一工夫で、

参加者の満足度が上がるとしたら。

講師としての緊張や不安を減らすことができるとしたら。

 

こちらの6つのコツもお役に立てるかもしれません。
(^▽^)/

今月末で公開を終了します。

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