以前、『キャラのおかげじゃなくて「仕組み」を探す』という記事を書きました。
仕事ができる先輩や同僚やその道の有名人などのエピソードに触れたとき、
「私もあんなふうになりたいな」と思いつつ、
「でも私にはなれないな・・・」と、
ちょっとネガティブスパイラルにハマってしまうような場合。
私のネガティブスパイラルからの脱出方法は、
①ネガティブに陥っている自分に気づくこと
②”事例性”と”本質”を区別すること
③その人が成功している”本質”の「仕組み」を探し、その中から一つでもできることを取り入れようとすること
ですっていう内容でした。
読み返してみて、改めて「なるほどな~」って思ってしまった(笑)
本文はこちら⇒『キャラのおかげじゃなくて「仕組み」を探す』
ちなみに、私は人懐っこいキャラの人に劣等感を感じることが多いです。
私たち産業看護職の仕事って、
かなり高度なコミュニケーション力を必要とする仕事だと思うので。
人懐っこいキャラはそれだけで、
けっこうなアドバンテージだよなぁと嫉妬を感じてしまうほどです。
以前の私は、
保健師はいつも元気で明るくて親しみやすいキャラであるべき
と勝手に思い込んでいました。
それで、保健指導で初対面の相手を迎え入れるとき、
親近感を演出しようと精一杯がんばって、
「こんにちは~」
って、声が頭のてっぺんから突き抜けて出てくるような挨拶をしていた頃があったんです。
今思うと、キャラ設定の大失敗エピソードです。
セミナーでこの話をしたら、
参加者から思わず失笑がこぼれたほど・・・
(^_^;)
他にも、事業場で医療専門職が私一人だった時には、
経験不足で内心不安だらけなのに、”自信満々キャラ”を装ったり、
事業場の全員から好かれなきゃいけないという呪縛にとらわれて、
注意したり怒ったりしない”仏様キャラ”になっていたこともありました。
もしかして「私も・・・」と思い当たった方もいらっしゃるかもしれませんね。
私の場合は、なんとなく自分本来のキャラに自信がないらしく、
(受け入れてもらえるか不安、受け入れられない気がする、などがあって)
無意識に自分とは違うキャラをつくろうとしていたようです。
しかし、無理は長くは続きません。
どのキャラ設定もほどなく苦しくなって、挫折しました。
このような紆余曲折を経て(大げさか!)、
どうなったかというと・・・
ここ数年は”安定感と安心感”のキャラ設定でうまくいっています!!
思い返してみると小学生のころからずっと、
誉め言葉として「しっかりしてるね」とか「落ち着いているわね」って
言われ続けてきてましたからね~。
体格的にも”どっしりした”印象ですし。
(^▽^;)
なにより私自身が居心地よくて、特に意識しなくてもキャラがブレません。
年齢を重ねて、ますます”安定感と安心感”がにじみ出てきた(笑)ので、
当分はこのキャラ設定でいくと思います。
「あなたのキャラ設定はどんな感じですか?」
こうやって問われてみるまで、
ご自分のキャラ設定を意識したこともなかったかもしれませんね。
自己改革や好印象をねらってキャラをつくること自体は、
別に問題ないと私は思っています。
ただ、働く人の健康相談を長いことやってきて、
仕事への使命感からキャラをつくったものの、それに苦しんでいる人もいるなぁ
って感じることが多いんですよね。
あなたが自分のキャラ設定を振り返ってみたとき、
私や多くの使命感の強い人たちと同じように、
無意識に自分とは違うキャラとしてふるまっているのであれば・・・
なんとなく自分本来のキャラに自信がなくて
受け入れてもらえないだろうと思い込んでいるのであれば・・・
自分の今のキャラをやっていて、
本当は息苦しかったりしているのであれば・・・
そのキャラ設定を見直してみてもいいかもしれません。
実は、キャラがブレてしまうと、
かえって相手に不安を与えてしまったり、
信用できない人という印象を持たれてしまうこともあります。
どんなキャラであろうが、
あなた自身が居心地のいいキャラ設定があるはずです。
あなた自身が”自分のつくったキャラ”を安心して受け入れられ、
ブレずにそのキャラ設定でやっていけることのほうが
大事じゃないでしょうか。
もう一度問いかけてみます。
「あなたのキャラ設定はどんな感じですか?」
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