健康教育の規模と方法と特徴

 

 

今日は朝からネットがうまくつながらなくて。

いつもはお昼ごろにアップできるように準備しているのですが。

今日は大幅に遅れてしまいました。

 

それにしても、IT関係がトラブってしまうと、

何がどうなっているのか、素人の私には全く分からない。
( ̄_ ̄;)

 

イラっときて、思わずルーターをたたきそうになっちゃいました。

家電のトラブルがあるとたたいて直していた世代なので(笑)

 

 

さて、昨日は当事務所主催の産業看護セミナーの日でした。

・・・が。

 

参加者がゼロになってしまい、ひっそりと中止。

それでもいろいろとがんばって準備してきたので。

せっかくですから、今日はちょっとだけ、

ここで披露させてもらおうかなと思います。
(^▽^)

 

 

テーマは「健康教育の規模と方法と特徴」についてです。

 

ちなみに、今日のこの記事では、

「健康教育には、保健指導と集団健康教育の両方が含まれている」

ととらえて、お話ししていきます。

 

実は、個別の指導は”保健指導”、集団への指導は”健康教育”、

というふうに呼び分けることもありますが。

 

ここでは「健康教育」という用語は、

対象者が一人か複数かは関係なく、対象者への教育(≒指導)

というふうにとらえてくださいね。

 

そして、「健康教育の規模と方法と特徴」についての話は、

たぶん当たり前過ぎるなと感じる内容だと思うのですが。

 

時々、こうやって整理して眺めておくと、

「なるほどな~」って理解が深まると思うのですよね。

そういうふうに見ていただければと思います。

 

 

 

 

健康教育をどのような方法でやるかというのは、

対象者の年齢や健康課題の種類によって選ぶことになりますね。

それと合わせて、対象の規模(人数)によっても変わってきます。

 

例えば・・・

10人前後の小集団に対して行うのであれば、

グループワークや会議などの方法にしようかと考えるかもしれません。

 

グループワークでは、

参加者が自分の考えを話し、相手の話を聞き、仲間と考えを共有しながら、

自分の考えを発展させることができます。

 

健康教育の目的の一つである「行動変容」に対して、

グループワークは個別指導と比較して

~3倍の効果があるともいわれています。

 

それから、

特定のことに関心がある人たちを大勢集めた講演会とか、

不特定多数の人に向けた方法として、

コマーシャルを流すとか、ポスターの掲示とか、チラシの配布など、

の方法もあります。

 

このような大人数を対象にした方法は、

一度に多くの人に情報ができるというメリットの反面、

情報の伝達が一方通行になりやすいので、

個人への教育効果は薄くなってしまいます。

 

 

 

このように、対象の規模(人数)によって、

健康教育のアプローチ方法はいくつかありますが、

特徴に合わせて、どの方法をとるかと検討するときに、

 

「ハイリスクアプローチ」と「ポピュレーションアプローチ」

 

という2つにわけて考えることが多いですね。

 

「ハイリスクアプローチ」とは、

放っておくと近いうちに重大な健康障害を起こす可能性が高い人、

つまり病気のハイリスク者に対して、

改善策を確実にとってもらえるように、

手厚く関わるアプローチ方法です。

 

ですから必然的に個別対応か、

または、

一人ひとりに目が届く規模の小集団に対して、

行うことが多いアプローチ方法です。

 

もう一つは「ポピュレーションアプローチ」ですが、

これは、大人数に対して使われるアプローチ方法です。

 

広く浅い働きかけになるので、

個別には手厚く関われませんから、

すぐに重大な健康障害がおこることを心配しなくてもいい人たちに対して、

主には知識の普及や啓発活動として行われる方法です。

 

ただ、

ポピュレーションアプローチであっても、

なるべく対象者一人ひとりが、

自分事として考えるきっかけになるような工夫ができたらいいですよね。

 

例えば、

ポスターよりも自分の手元にあるチラシの方が、

見てもらえる確率は高まりますし。

 

チェックリストのような、

対象者が自分でやってみることができるツールが載っていると

関心を持ってもらいやすくなります。

 

情報を一方的に説明するだけではなく、

「あなたはどうですか?」とか、

「ちょっと考えてみてくださいね!」など、

相手に対して問いかけを入れてみるだけでも違いますよね。

 

 

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