昨日は当事務所主催の「私らしい保健指導のつくり方~基礎編~」セミナーがありました。
この週末、日本列島を直撃した台風12号の影響でどうなることかとハラハラしましたが。
静岡県浜松市は夜のうちに通過して、朝には台風一過の青空が広がってくれていたので。
おかげさまで無事開催することができました。
さて、「私らしい保健指導のつくり方~基礎編~」セミナーでは、
いつでも私らしい保健指導ができるようにテンプレートをつくっていきます。
その手順として、3つの下準備をした後で、
それをもとにして7つのSTEPを踏みながらつくっていくのですが。
その中で、セミナーに参加してくださった方の感想でよく触れられているのが
「得意なことを活用する」というSTEPについてです。
私もセミナーをやっていて、
みなさん意外と意識していないんだなぁと感じたので、
今日は、7つのSTEPのうちの一つ、
「STEP6:得意なことを活用する」について少しご紹介したいと思います。
ーーーーーーーーーーーーー
こちらの記事の中でセミナー参加者さんたちの感想をご紹介しています。
ーーーーーーーーーーーーー
保健指導に限らず、誰にも苦手な業務があると思います。
あるいは何度やっても楽な気持ちでできるようにならない業務とか。
その業務があると思うと何日も前から憂うつになってしまうとか、ね。
それって、どうしてなんでしょうかね?
もちろん人には向き不向きってのがあるでしょうし、
理屈を超えた好き嫌いの感情はどうしようもないとは思いますが。
それでも避けて通れない業務なら・・・
できる限り苦手意識を緩和して、
楽な気持ちで、
楽しい気持ちでやれたらいいのにな~って思いませんか?
そのきっかけとして
「得意なことを活用する」って効果的なんですよ!
得意なことって、そんなに努力しなくてもできるし、
やっていてほとんど負担を感じませんよね。
しかも、得意なことはすでに完成度も高いスキルなので、
使わないのはもったいないです。
まずはあなたの得意なことをピックアップしてみてください。
そして、その得意なことをつかって苦手な業務に取り組んでみませんか。
例えば、保健指導で
「検査値の説明をしたり、問題点をズバッと指摘するのが苦手」
という産業看護職がいました。
そしてその産業看護職の得意なことは
「エクセルを使った資料づくり」
だとしましょう。
「エクセルを使った資料づくり」ってパッと見、保健指導とは関係ないように思えますよね。
でも、ここで見捨ててはいけません。
こじつけでもなんでもいいので、保健指導に取り込んでしまうんです!
う~ん・・・、例えば。
ある対象者の保健指導のために、
エクセルで過去10年分の健診結果から体重と血圧と血糖値の推移をグラフにして、
A4用紙いっぱいに印刷した資料をつくります。
そして保健指導のときに対象者に見てもらうのです。
全部の測定値がこの10年右肩上がりで推移していれば、
口頭で「毎年血糖値が悪化してますよね」って説明しなくても、
一目瞭然で、対象者が自ら問題点を理解してくれますよね。
これで、苦手なこと(検査値の説明と問題点の指摘)を一つ減らし、
得意なこと(エクセルで資料づくり)がいかせたことになります。
これだけでも保健指導の後味がずいぶん変わるんじゃないでしょうかね~
(^▽^)
ちなみに、
保健指導をしながら、そのグラフ(用紙)に、
注意してみてほしいポイントや改善策の案などを対象者の目の前で書き込んで、
最後に対象者にお渡ししてもいいですよね。
そうしたら、その対象者のためだけの資料ができ上がります。
対象者にしたら、自分のためにそこまでやってもらえたら、
きっとあなたの保健指導が印象に残ると思いますよ。
ほらね。
こじつけでもなんでもいいので得意なことを取り込んでしまえば、
あなたの保健指導がオリジナルの素敵な保健指導に変身するんです(笑)
これをやるには、
自分の思い込みから”視点を転換すること”と、
得意なことを活用すると”意識して行うこと”
が必要になります。
”意識して行うこと”が必要な理由は、
同じことをやっていても無意識にやっていたのでは、
自分の中で好ポイントが積み重なっていないので、
経験を積んだ割には自信につながっていかないからです。
「私らしい保健指導のつくり方~基礎編~」セミナーでは、
視点の転換と得意なことを活用する工夫をアドバイスさせていただいています。
今までは浜松市内の会場でリアルセミナーとして開催していましたが、
期間限定の夏休み特別企画『Web個別セミナー』を実施することになりました。
開催時期は、多くの企業が夏季長期休暇を取る時期(8/12~8/18)です。
慌ただしい日常業務から解放されたこの時期に、少し時間をとって、
自分の保健指導を変身させるきっかけを手に入れてみませんか?
お申し込みをお待ちしております!
詳細は↓をクリック
ちなみに・・・
自分が困っているのは保健指導じゃないんだよな~という方へ。
産業看護職の”あるあるな”悩みや不安に共感してもらって、
解決のヒントやアドバイスをもらいたいなぁと思っておられるなら、
こちらのサービスがお役に立てると思います
(^_^)/
記事の更新をSNSでお知らせしています。